安曇野市の穂高病院(穂高)は1日、不妊治療専門の施設「リプロダクションセンター」を敷地内に開所した。従来の一般不妊治療に加え、卵子と精子を体外で受精させ受精卵を体内に戻す「生殖補助医療」を新たに行い、診断から治療、出産まで切れ目のない医療を提供する。
施設は94平方メートルの平屋で、採卵室や培養室、採精室を備える。病院スタッフが考えたロゴマークや絵柄を配したアットホームな空間で、医師や胚培養士ら6人が常駐する。
産婦人科外来で行っていた一般不妊治療はセンターに場所を移した。精子と卵子をシャーレ上で受精させる体外受精と、顕微鏡で卵子に精子を注入する顕微授精は5月の大型連休明けから本格的に始める。
生殖補助医療は令和4年度から保険適用となったが、実施できる医療機関は少なく、中信では信州大学付属病院など松本市内の3施設にとどまる。安曇野市や大北地域に住む患者にとっては通院が大きな負担で、治療を断念するケースもあった。
センター長に就いた産婦人科の増田彩子医師は「全ての患者さんに赤ちゃんを抱かせてあげたいという気持ちで結果を出したい」、古川哲平・診療部長は「通院できず諦めていた方たちを救えるのはうれしい。この地域の産婦人科の医療を引き続き守っていきたい」と話した。
引用元:
穂高病院 不妊治療専門の施設開所 新たに生殖補助医療提供(市民タイムスWEB)