分娩(ぶんべん)休止について長崎県上五島病院(一宮邦訓院長)が22日に開いた地元説明会には、子育て世代を中心に住民約30人が集まり、妊婦の急変時への対応や本土での出産に伴う経済的負担などに関する質問が出た。
一宮院長が分娩休止の判断に至った理由や、今後は産前産後ケアを充実させることなどを説明した。緊急時にはヘリによる本土への救急搬送もあり得るとした。
妊婦が妊娠9カ月を目安に本土の分娩施設に移動することについて出席者の1人は「どこの病院を紹介してもらえるのか」と質問。妊婦の宿泊費や交通費は新上五島町の補助制度があるが、出産後に迎えに来る家族の交通費の補助を求める意見もあった。
10月からは別の病院の産科医が週2、3日程度派遣されることについても「担当医が頻繁に変われば不安」との声も聞かれた。
出席した妊婦の中野詩歩さん(29)は6歳と4歳の子どもがおり、本紙の取材に「出産で本土に渡ると、子どもたちに寂しい思いをさせるし、世話の問題も出てくる。地元で産みたい」と話した。
引用元:
長崎・上五島病院で分娩休止…地元説明会を開催、住民は急変対応など質問(長崎新聞)