兵庫県姫路市は、健康な女性が将来の妊娠や出産に備えて卵子を凍結保存する費用を支援するため 今年度から1人あたり最大40万円を助成することになりました。

女性の卵子の凍結保存については 若い世代のがん患者などに対し、治療によって卵巣機能が低下するおそれがあることから 子どもを持つ選択肢を残すために費用を助成している自治体もあり、兵庫県も5年前から行っています。

こうした中、姫路市は、少子化対策の一環として、将来の妊娠や出産を希望する健康な女性に対して卵子を凍結保存する場合の費用を支援することになりました。

対象は市内に住む18歳から39歳までの女性で、1人あたり最大40万円を助成することにしていて、今年度は25人分にあたる1000万円余りの予算を確保しています。

姫路市によりますと健康な女性の卵子の凍結保存については、東京都や大阪・池田市などで助成が行われていますが 兵庫県内の自治体では初めてだということです。

姫路市の清元秀泰 市長は「女性のライフサイクルの中で、妊娠や出産は大きなイベントだが、経済的な理由などで難しい人もいる。女性の選択肢を広げ、将来の不安を減らせるよう寄り添っていきたい」と話しています。

【卵子の凍結保存「メリットとデメリット理解を」】
姫路市内の「Kobaレディースクリニック」では おととしから健康な女性の卵子の凍結保存を行っていて、去年(2024年)は、6人が実施したということです。

このクリニックでは毎月1回、女性やカップルを対象に凍結保存の方法や母体へのリスクなどについてセミナーを開いています。

加藤徹 院長はNHKの取材に対し「凍結保存への助成は、ライフステージの選択の幅が広がるのではないかと思います。一方で、卵子の採取や高齢妊娠などにはリスクが伴います。『凍結は可能だが、凍結した卵子を使える時期は限られている』などと説明しています」と話し、メリットとデメリットを理解したうえで行うことが重要だとしています。

引用元:
兵庫 姫路市が卵子凍結保存の費用を支援 最大40万円を助成(NHK)