株式会社ベルタが運営する女性ライフステージブランドBELTAは、9月の「防災月間」に向けて、妊娠経験のある131名を対象に「妊娠中の防災」に関するアンケートを実施。調査結果をプレスリリースに基づいてご紹介します。

Saki Yamamoto
by Saki Yamamoto
BuzzFeed Contributor

株式会社ベルタが運営する女性ライフステージブランドBELTAは、9月の「防災月間」に向けて、妊娠経験のある131名を対象に「妊娠中の防災」に関するアンケートを実施。8月30日に発表されたプレスリリースをもとにご紹介します。

妊娠中の地震・水害対策についてのアンケート
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
広告

【調査概要】
調査期間:2024年8月25日〜8月28日
調査方法:インターネット調査
調査対象:妊娠中・出産経験のある女性
調査人数:131名

約2人に1人は「妊娠中に被災する可能性」を考えた経験あり
ご自身が妊娠中に被災する可能性について考えたことはありますか?
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
「ご自身が妊娠中に被災する可能性について考えたことはありますか?」という質問に対して「ある」と回答した人は60.5%でした。半数以上が妊娠中の被災について考えたことがあるようです。

00:01

01:06



「避難所での生活が長引いた場合」「自宅で生活する場合」いずれの場合も心配なのは……?
妊娠中に被災して「避難所での生活が長引いた場合」「自宅で生活する場合」とそれぞれで心配なことを聞いたところ、「お腹の子供に必要な栄養ある食事を摂取できるか」が心配と回答した人は避難所で79.1%、自宅で84.5%と、どちらも約80%という結果になりました。

次いで、「体調不良の際に周りに頼れる環境があるか」という点についても不安を感じる人が避難所で52.7%、自宅で58.1%と、どちらも50%を超えています。

「妊娠中に避難所での生活が長引いた時の心配なこと」
妊娠中に避難所での生活が長引いた時に心配なことを教えてください
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
「妊娠中に被災して自宅で生活する場合の心配なこと」
妊娠中に被災して自宅で生活する場合どのようなことが心配ですか?
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
また妊娠中に避難所で生活する場合は「周囲へ気遣うことで精神的に疲弊しないか(30.2%)」という回答も多く、一方で自宅での被災生活では「災害の情報を得ることが出来るか(24.8%)」と情報取得への不安があることが伺えます。

「妊娠中の被災を想定した特別な防災準備はしていますか?」→意外な結果に!
妊娠中の被災を想定した特別な防災対策はしていますか?
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
防災対策の有無については全体の64.3%が「防災対策をしている」と回答しました。防災意識が高まる中で半数以上は、防災対策をしているようです。

一方で、防災対策をしている人に「妊娠中の被災を想定した特別な防災対策はしていますか?」という質問をしたところ、「はい」と回答した人はわずか2.4%。「いいえ(準備しようと思いながらできていなかった)」が43.4%、「いいえ(準備しようと思っていなかった)」が54.2%と、大半の人が妊婦に特化した防災対策をできていないことが明らかに……!

96.9%が自治体の防災対策に期待
お住まいの地域の自治体に妊婦に特化した防災対策をしてほしいと思いますか?
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
「お住まいの地域の自治体に妊婦に特化した防災対策や被災時の対応をしてほしいと思いますか?」という質問に対しては、96.9%の方が「はい」と回答しました。

被災してしまった際には、妊婦に配慮した対策や対応を望む人が多いようです。

「お住まいの地域では、自治体による妊婦に特化した防災対策や被災時の対応が整っていると思いますか?」という質問に対しては、「わからない(84.5%)」と回答した人が最も多い結果に。次いで「いいえ(10.9%)」「はい(4.6%)」と続き、自治体の対策について期待はするもののあまり知られていないという実情も明らかになっています。

具体的に自治体に期待する防災対策として、68.2%が「妊婦・産後向けの被災グッズの支給/保温グッズ、栄養補助食品やサプリ、哺乳瓶、衛生用品など」と回答し、前述したお腹の子供の栄養や妊婦の体調管理を心配する声が反映されています。

被災グッズの支給に次いで「避難所で周囲を気にせず休める場所の提供(14%)」「自身の健康や出産について相談できる窓口(9.3%)」「妊婦のための栄養面を考えた食事などの健康サポート(8.5%)」といった回答が続きました。

妊娠中に被災した時に、お住まいの地域の自治体に求める対策やサービスはどのようなことでしょうか?
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
広告

83.7%が被災時に葉酸サプリを飲めなくなることに「不安」
妊娠中に被災して、数日以上連続で葉酸サプリが摂取できなくなることは不安ですか?
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
また妊娠中に必要とされる葉酸サプリについて、「妊娠中に被災して、数日以上連続で葉酸サプリが摂取できなくなることは不安ですか?」と質問したところ、83.7%の方が「不安である」と回答しました。

また「妊娠中に被災した場合、栄養補助として妊娠中に必要な栄養素(葉酸などのビタミンやミネラルなど)が配合されたサプリメントがあれば摂取したいですか?」という質問に対しては、ほとんどの人が「摂取したい」と回答。

被災時に自治体に望む対応の中に「栄養補助食品やサプリの支給」が含まれる背景には、葉酸をはじめとする栄養の不足に対する不安があるようです。

妊娠中に被災した場合妊娠中に必要な栄養素配合のサプリがあれば摂取したいですか?
株式会社ベルタのプレスリリースより / Via prtimes.jp
9月は防災月間! 防災対策を見直すチャンス
妊娠中の母親の膝に頭を置く小さな女の子のイメージ写真(Sot / Getty Images)
妊娠中の母親の膝に頭を置く小さな女の子のイメージ写真(Sot / Getty Images)
妊婦さんや妊娠を経験した人は、妊娠中の被災に対して不安を抱きながらも個人で「妊娠中の被災を想定した」防災対策ができている人は少なく、妊娠中に被災した際の自治体の防災対策やサービスについても知らない人が大半でした。

昨今防災意識は高まっているものの、ライフステージ変化にあわせた防災意識を持っている方は少ないかもしれない、という実情が今回の調査結果から読み取れます。

災害が起きてから、もっと早くに準備しておけばよかった…とならないために、妊娠中の人はもちろん、社会も「妊娠中の防災」をはじめライフステージ変化に応じた防災に目を向けて必要な対策を行っていく必要がありそうです。

「防災月間」である9月に、今一度自分の防災対策を見直してみても良いかもしれませんね。

引用元:
妊娠中に被災したら、一体どうすれば…? 96.9%が「妊婦に特化した防災対策」を自治体に希望【妊婦×防災アンケート】(BuzzFeed)