母乳の代替として使われる粉ミルクの調乳をめぐって、お湯ではなく誤った液体を使用した事故が医療機関から寄せられたとして、消費者庁が注意を呼びかけている。

 【事例1】まだ9ヵ月の乳児を持つ保護者。「ペットボトルに入っていた液体でミルクを作ったところ、子どもが少ししか飲まず、目が充血して顔に赤みが出た。お酒でミルクを作ってしまったことに気付いた。前日に来客があり、片付けの際、来客がミネラルウォーターのボトルに日本酒をまとめて入れていたことを知らずに、保護者が中身を確認しないまま調乳に使用してしまった。」

 【事例2】4ヵ月の乳児を持つ保護者。「野菜を茹でるための塩水を作り、一時的に入れておく容器がなかったため電気ケトルへ移して置いていた。その後、別の保護者がミルク用に用意された水だと思い込み、沸騰させてミルクに使用した。保護者が残った湯でお茶を飲んだところ塩辛いと感じ、塩水で作ったミルクをこどもに飲ませたことに気付いた。こどもは塩分過剰摂取による高ナトリウム血症の疑いで4日間の入院となった。」

 【事例3】2歳児の保護者。「お湯に粉状のミルクを溶かした後、これを冷ますために、ペットボトルに入っていた弱酸性の次亜塩素酸水を誤ってお湯と同じ量加えてしまった。こどもはミルクを全量飲み、約2時間後に下痢をした。保護者もペットボトルに入った次亜塩素酸水を誤飲したが、無味無臭で気付かなかった。」

 消費者庁によると、粉ミルクの安全な調乳方法などに関するガイドラインでは、哺乳ビンなどで粉ミルクを調乳する際、「一度沸騰させた後、温度を70℃以上に保った水」を使用することが推奨されている。

 事故防止のポイントとして▽調乳前には、調乳用に用意した水かどうかを匂いも含めてよく確認する▽調乳用に使用する容器等は料理用のものとは使い分けるなど工夫する▽次亜塩素酸水や酒などはペットボトルなどの容器に移し替えて保管しない―を挙げている。

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 万一、お酒などの誤った液体で調乳したものを飲ませてしまい、こどもに異変が生じた場合は、すぐに医療機関を受診し、医療機関を受診すべきか否かの判断に迷う場合は、かかりつけの医師や中毒110番、子ども医療でんわ相談(♯8000)などに相談するよう呼びかけている。

引用元:
赤ちゃんに粉ミルクをあげたら目が充血して顔赤く…思わぬトラブル事例 消費者庁が注意呼びかけ(福井新聞 FUKUISINBUN ONLINE)