予期せぬ妊娠をした母親が匿名で出産し、子どもは後に出自を知ることができる「内密出産」の受け入れを始めた慈恵病院(熊本市西区)の施設を20日、国民民主党の玉木雄一郎代表らが視察した。病院が求めている内密出産制度の法整備を目指す目的としている。
同病院を視察したのは玉木代表のほか、同党の伊藤孝恵参院議員ら。病院スタッフが、同病院が運営している親が育てられない子どもを匿名で預かる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)の設立の経緯やドイツの事例を紹介した。
また、医師や助産師の立ち会いがないまま自宅などで出産する「孤立出産」が母子に与える危険性などについて説明し、内密出産の必要性を訴えた。その後、一行は「ゆりかご」の扉を開けて赤ちゃんを保護するシステムなどを確認した。
視察後、玉木代表は「先進的な取り組みを続けてきた現場を見て、体制的には慈恵病院や熊本市に頼っているところがあると感じた。議員立法も視野に入れて国レベルでしっかりと検討しなくてはという思いを強くした。子どもたちの命をどう守るのか、そのことに政治が責任を果たすべきだ」と述べた。(白石昌幸)
引用元:
熊本)内密出産制度の法整備目指し、慈恵病院視察(朝日新聞)