産婦人科、内科の「川越医院」(山形市、川越淳院長)が、しっかりとした清浄空間で顕微授精などが行えるよう、高性能フィルターによって無じん状態に近い空間をつくる「スーパークリーンルーム」を院内の培養室に導入した。高度な清浄空間を維持することで、生殖医療の安全性を高めるのが狙い。

 スーパークリーンルームは業務用の防じん、防毒マスクなどを製造する「興研」(東京)の特許技術。生殖医療を行うクリニックでの導入は全国2例目で、東日本では初めてという。

 塩化ビニール製のシートで覆われたルームの大きさは、高さ2.1メートル、幅5.3メートル、奥行き2.1メートル。特殊技術を生かしたポリビニールアルコール系樹脂のフィルターをファンに搭載しており、空気中に含まれる粉じんやウイルスを除去し、ほぼ無じん状態をつくる。微風の気流で粉じんを一定方向に流す整流技術も採用している。同社によると、国際標準化機構(ISO)の規格で最も清浄度が高いレベルという。

 同医院は7月末、山形市宮町1丁目から同市大手町に新築移転。この際、医療用機械器具・介護用品の卸売業の岡崎医療(山形市、斎藤嘉広社長)が導入を仲介した。今秋、稼働の見通し。

 川越院長は「患者さんの大切な卵子を預かる上で、できるだけ清浄度が高い空間で顕微授精などを行うことが大切。良質な環境で生殖医療に力を入れていく」としている。

引用元:
山形・川越医院、スーパークリーンルーム導入 全国2例目、高い清浄空間で生殖医療(山形新聞)