首都圏で咽頭結膜熱(プール熱)が流行の兆しを見せている。20日から26日までの1週間の患者報告数は、千葉県で前週と比べて倍増。東京と神奈川、埼玉の3都県でも増えており、神奈川県内では警報レベルの地域が出てきた。【新井哉】


 この週の1医療機関当たりの患者報告数(小児科定点医療機関)は、埼玉県が前週比約1.4倍の0.71人で、4都県の中で最も多かった。同県は患者報告数について「流行期に入り上昇が続いている」と指摘。「全保健所管内から報告があり、東松山、南部、川口市保健所管内からの報告が多い」としている。

 千葉県の患者報告数は前週比2倍の0.56人で、1歳以下が全体の4割を占めた。東京都は前週比約1.7倍の0.54人。保健所管内別では新宿区(2.88人)が最も多く、警報基準値(3.0人)とほぼ同じレベルとなっている。

 神奈川県は前週比約1.7倍の0.42人。鎌倉保健福祉事務所三崎センター管内(3.0人)で警報基準値に達している。

 咽頭結膜熱は、アデノウイルスによる急性ウイルス性感染症で、のどの炎症や発熱、結膜炎の症状が出る。プールでの感染も多いことから「プール熱」とも呼ばれ、主に夏場に流行する。感染経路は主に接触感染や飛沫感染だが、タオルやドアの取っ手、エレベーターのボタンなど患者が触れたものを介してうつる。保育園や幼稚園、小学校などで小児の集団発生が少なくない。

引用元:
首都圏でプール熱が流行の兆し、千葉県で患者倍増 神奈川県内では警報レベルの地域も(CBnews)