女性がかかるがんの中で、卵巣がんが占める割合は3%ほど。でも、女性の生殖器系のがんのなかではもっとも命にかかわります。
卵巣がんはどのように診断されるの?
エコー
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卵巣がんで医師の診察を受けると、症状と家族歴について聞かれます。
内診もあります。医師は片方の手でおなかを押しながら、手袋をつけたもう片方の指を膣に入れて骨盤内の臓器の状態を確認します。
卵巣のなかの状態をさらによく調べて問題となるところを特定するために、CTなどの画像検査や超音波検査をされることもあります。
血液検査もあります。血球数検査では、血液中の赤血球と白血球、血液を固めるはたらきをする血小板の数を測定します。また、別の血液検査で、腎臓や肝臓など臓器の機能を調べます。
3つ目の血液検査はCA-125検査。卵巣がんにかかった女性は、CA-125とよばれるたんぱく質の量が多いのですが、このたんぱく質の量を測るための検査です(ただし、ほかの条件によってCA-125の量が増えることも)。
最後に、細胞を採って調べる生体組織検査。卵巣がんの診断を確定するための唯一の方法です。手術で取り除いた腫瘍を顕微鏡で調べるというのがほとんどです(※1,2)。
卵巣がんの病期(ステージ)
がんのステージ
卵巣がんは、次のように進行します。
•ステージI:片方、あるいは両側の卵巣にがんがとどまっている状態(上図 左上)
•ステージII:骨盤内にがんが進展した状態(上図 右上)
•ステージIII:おなかの中(※平均的な診断による)のほかの部位にがんが転移した状態(上図 左下)
•ステージIV:おなかをこえて、身体のほかの部位にがんが転移した状態(上図 右下)
どんな治療をするの?
診察
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卵巣がんは多くの場合、手術と化学療法を組み合わせた治療をしますが、選択肢はそれだけではありません。
それぞれの治療による効果とリスクをよく考えたうえで、卵巣がんのタイプとステージにもっとも合った治療法について担当医と話し合います。治療法を決める前に、いろいろな選択肢を検討してみたいと思うかもしれません(※3)。
手術
オペ室
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「治療では、がんをしっかりと取り除くことが重要。そうすれば長期の生存率が高くなるということが、データで示されています」と話すのは、医師のステファニー・ウェシントンさん(※4)。
医師は手術でがんの組織を摘出します。卵巣がんの手術は、次のようなものを含みます。
•子宮摘出術:子宮を摘出します。子宮頸部を含めて切除することも。
•片側卵管卵巣切除術:片方の卵巣と卵管を摘出します。
•両側卵管卵巣切除術:両方の卵巣と卵管を摘出します。
•大網(だいもう)切除術:大網を摘出します。大網とは、胃と腹部のほかの臓器をつなぐ腹膜の組織。
化学療法
点滴
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化学療法では、がん細胞の増殖をおさえる薬が使われます。飲み薬の場合もありますし、静脈や筋肉に注射することも。多くは、手術の前後に行われます。
分子標的治療薬
がん細胞
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分子標的治療薬では、がん細胞をねらい撃ちして、がん細胞の成長、増殖、修復のほか、ほかの細胞へのはたらきかけを阻害します。この治療は、正常な細胞に与えるダメージが少ないとされています。
引用元:
卵巣をこえて腹部に転移する場合も。卵巣がんの診断と治療法(MYLOHAS)