千葉大医学部付属病院(千葉市中央区)は7月1日、乳がんの診断や治療から術後のケアまで一貫して行う「ブレストセンター」を開設する。診療科の垣根を越えて受診でき、患者の負担が軽くなる。
同病院によると、乳がんの罹患りかん率は世界的に増加しており、日本では現在12人に1人が発症。同病院でも患者は増えているという。手術だけでなく、放射線や薬剤など治療には多様な選択肢があり、副作用対策の必要性もある。仕事や育児に携わる40歳代で罹患するケースが多く、術後ケアも重要だが、これまでは複数の診療科にまたがる場合、各科で受診手続きを行わなければならないことなどが患者の負担となっていた。
新設されるブレストセンターでは、乳腺外科や乳房再建、薬剤相談など乳がんに関連する六つの診療科の外来を同病院の外来棟2階に集約。患者は一度に受診できるようになり、医師や看護師らがチームで治療を行う。同病院の特色である漢方治療も受けられる。開設5年目までには、患者らの心のケアに当たる「精神腫瘍科」など四つの診療科の外来も集約する計画だ。
同病院によると、県内にはブレストセンターがほかに2か所あるが、「各分野のエキスパートがいる大学病院としての総合力を生かせるのが強み」としている。担当者は「働き盛りなど、患者一人ひとりのライフスタイルに配慮しながら支援していきたい」と話している。
引用元:
千葉大病院 乳がん一貫治療 (読売新聞)