子宮頸(けい)がんワクチンを接種して健康被害を訴えている女性が相次いでいる問題で、被害の実態を考える学習会が十四日、茅ケ崎市立図書館で開かれた。


 茅ケ崎市の市民グループ「あぱあぱの木」と「にじ色のたねを育てる会」主催。全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会の神奈川県支部代表を務める山田真美子さん(52)らが、被害者の家族の立場から、病院や行政の対応、訴訟の争点などを説明した。


 学習会は、山田さんを含めて、娘に健康被害が現れた母親六人が出席。「激しい頭痛、腰痛、胸痛、全身の関節痛が六年間続いている」「顔や全身に症状が出て、『死にたい』と話すこともあった」「脳の炎症で、幻覚を見るようになった」などと深刻な被害実態を明かし、約三十人の参加者は、聴き入っていた。


 山田さんは、ワクチンが昆虫のガの細胞や酵母を遺伝子組み換えして製造されることを説明。「インフルエンザワクチンなどと異なり、人への作用の仕方も違う」と、安全性への懸念を示した。被害者への支援が自治体ごとに異なることも指摘し、「国にも自治体にも、支援を充実させるよう働き掛けてほしい」と話した。


 子宮頸がんワクチンの健康被害を巡っては、全国の被害者が、東京、大阪、名古屋、福岡の各地裁で、国や製薬会社に損害賠償を求める訴訟を起こしている。


引用元:
子宮頸がんワクチンによる健康被害問題 茅ケ崎市立図書館で学習会(東京新聞)