「子宮頸管(しきゅうけいかん)が原因で早産の可能性があり、絶対安静にしてください」

という話を聞いたことがあります。

“絶対安静”というと一般的には重病の方に対して使われる言葉ですが、「子宮頸管が原因で絶対安静に」とはどのような事なのでしょうか? 医学博士の筆者が解説していきます。
子宮頚管とは「膣と子宮の間にある子宮頸部の中の空間」のこと

子宮頸管とは、医学書によると子宮頸部の内側にある細い管状で、頸管から分泌される粘液で満たされている部位のことを言います。

簡単に言うと、“膣と子宮の間にある子宮頸部の中の空間”と思って頂ければわかりやすいかと思われます。

子宮内腔にいた胎児は、出産するときにこの子宮頸管を通って外界へ出てきます。子宮頸管はコラーゲン線維からなる結合組織が多いため、産道の中でも最も抵抗力がかかってしまう硬い部位です。

子宮頸管は妊娠9ヶ月を過ぎた辺りから、女性ホルモンなどの作用によって柔らかくなってきます。いよいよ生まれてくるときになると“展退・開大(広がる)”し、赤ちゃんが通りやすくなります。



子宮頸管が「3cm」を下回ると早産のリスクあり

ですが子宮頸管の長さが短い場合、元々広がってしまっているような状態になってしまいますので、早産のリスクが高くなってしまうと言われています。

この子宮頸管の長さは、一般的には4cmあると良いとされていますが、何らかの理由で短くなってしまうと早産の恐れが出てきてしまうというわけです。

子宮頸管の長い短いはエコーによって測定しますが、基本的に妊娠してからでないとその長さは分かりません。
妊娠中期辺りでその長さが3cmを下回ってしまうと早産のリスクがあり、2.5cmを下回ってしまうとハイリスクとなってしまいます。



子宮頸管が短くなるケースの大半が「原因不明」

子宮頸管が短くなってしまう原因は、以前に人工妊娠中絶をしていたり、何かしらの感染症にかかっていたりというものもありますが、大半は原因不明であることが多いのです。

原因がわからないものに対しては、やはり動かずに安静にしておく必要があります。よって子宮頸管が短いため早産の可能性がある場合には、絶対安静の必要があるのです。

また、こちらも原因不明なのですが、“頸管無力症”と言って子宮頸管が本来は硬くなければならないのに柔らかくなってしまうことで、子宮頸管が短くなってしまうという可能性も考えられています。

“頸管無力症”を発症した場合、次回以降の妊娠での再発リスクは30%未満と言われていますが、妊娠中期に3回以上流産を経験している場合、リスクが高くなってしまうとも言われています。


妊活を始めたら「不特定多数の人物との接点」を避けたほうが良さそう


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基本的に原因の多くはわからず、さらには妊娠して初めてわかることですので、妊娠前から対処法するというのは難しいかもしれません。

しかし、子宮頸管が短くなってしまう原因の1つに“細菌感染”がありますので、妊活を始めたあたりからは、不特定多数の人物との接点(温泉や銭湯など)をなるべく避けたほうが良さそうです。
また、常在菌が表面化しないように免疫系のバランスを保っておくということも重要であると考えられます。

ストレスを溜めず、規則正しい生活を心がけることが重要になってきます。


引用元:
子宮頸管が「3cm未満」だと早産リスクあり…!?(It Mama)