今や我々の生活に欠かせないものとなったスマホ。「これがないともう生きていけない!」という人も多いと思いますが、どこでもいつでもスマホを見続ける“スマホ依存症”に陥る人も現れるなど、よいとはいえない現象も生まれてきました。
親がスマホに夢中だと、子どもも興味を抱くもの。スマホを子どもに持たせるとずっと静かにいじっていて、親としては「しめしめ……今のうちに!」と思うこともあるでしょう。
では、世の母親たちは“子守役”にスマホを使うことをどう考えているのでしょうか? 今回は、不動産検索会社オウチーノのオウチーノ総研が首都圏在住の20歳〜59歳男女1,390名を対象に「“子育て”に関するアンケート調査」の結果をご紹介しましょう!
■乳幼児期のスマホ育児に6割近くが反対
まず、「乳幼児期のスマホ育児に賛成ですか?」と尋ねると、最多は「どちらかというと反対」(35.3%)。次いで、「どちらかというと賛成」(27.9%)、「反対」(22.2%)、「賛成」(14.6%)となり、合計すると反対派57.5%、賛成派42.5%という結果になりました。
反対派の方が若干多くなりましたが、賛成派も結構多いことは驚きですね。しかも、賛成派が20代では59.9%、30代で50.9%と、スマホ多用世代になると過半数に!
ではまず賛成派の意見を聞いてみましょう。
“・「教育に相応しい動画やアプリも多く、時間を決めて使用すれば良いと思う」(24歳/女性)
・「遊びのなかで勉強になることも多いと思うから」(42歳/女性)”
など「学習用に使う」という派が多いようですが、中には
“・「少しでもスマホに頼れればその間に家事などを要領よくこなせるから」(24歳/女性)”
など、「子守りに使いたい」派も見られました。
反対派の意見は、
“・「ブルーライトなど、目や脳への悪影響が不安だから」(55歳/女性)
・「幼いうちこそ親とのコミュニケーションが大切だと考えるから」(46歳/女性)”
などという子どもの発達への懸念が寄せられました。
パソコンの時代といえど、乳幼児期からスマホやタブレットを使いこなせるようになる必要はありません。まずは機械なしで、人間としての基本的な成長を大事にしたいものです。
■20〜39歳の親6割以上が“スマホに助けられた”
次に、20〜39歳の育児世代を対象に、「育児中、スマートフォンやタブレットに助けられたことはありますか?」と尋ねると、「時々ある」と答えた人が最多で36.3%。次いで「全くない」(28.2%)、「よくある」(26.9%)、「あまりない」(8.6%)という結果となりました。
では、実際どんな状況でスマホやタブレットに助けられたのでしょうか?
“・「電車など、他のお客さんに迷惑をかけたくない時」(30歳/男性)
・「病院の長い待ち時間やランチ会など、子どもが飽きてしまう時」(28歳/女性)
・「何をしても泣き止まない時に動画を見せるだけで嘘のように泣き止んだ」(26歳/女性)”
という声が聞かれました。
確かに、ピンチの時はスマホに頼りたくもなるものです。しかし、それを最後の手段にしたら「スマホを与えないと泣き止まない」という“依存症”を作り出してしまう可能性もあるでしょう。
■スマホ育児で子どもが依存症になりやすくなる!?
調査で現代の子育てでスマホが多用される実態が明らかになりました。確かに、子どもの気をそらすための便利な小道具ではありますが、悪影響はあるのでしょうか?
経済情報サイト『Market Watch』に掲載された記事の依存症治療専門家によると、“スマホ依存症”の人は他の依存症(アルコールや違法薬物など)にもなりやすい傾向があるそうです。
どこでもすぐにネットにアクセスできるスマホは便利なツールですが、人間の忍耐力に悪影響を与えるのは確かかもしれません。専門家によると、スマホ依存症である場合、他の問題に向き合おうとする傾向も弱くなるそうです。
いかがでしょうか?
「子どもが泣いたらスマホやタブレットを与える」という育児はその時々では魔法のような効果があるかもしれませんが、将来的に依存症の傾向を強め、逆に「スマホやタブレットがないと泣きやまない」という悪循環になるかも。
教育的な使用で決まった時間のみなど家庭のルールを作るといいかもしれませんね。
(ライター 相馬佳)
引用元:
我が子が将来依存症に!? 便利な一方「スマホ育児」による弊害とは(エキサイトニュース )