震災、原発事故を受けて整備が始まった福島医大のふくしま国際医療科学センターは11日、全面稼働した。記念式典や内覧会が行われ、関係者は復興を健康面から支えていくとの決意を語った。

 センターを構成する4棟のうち未完成だった「ふくしまいのちと未来のメディカルセンター棟(みらい棟、8階建て)」が完成し、全面稼働となった。子どもと女性に特化した医療を柱の一つとしており、5階のこども医療センターには、15歳未満の子どもの重症患者に対応する小児特定集中治療室(PICU)を県内で初めて設置した。

 3階は母体や胎児、新生児を診る総合周産期母子医療センターが既存の病院から移り、新生児集中治療室(NICU)を9床から15床に、NICUで状態が安定した新生児を診る継続保育室(GCU)を8床から12床に増やした。4階には女性患者専用の病棟「レディースフロア」も設けた。

 災害や高度被ばくに対応する機能も備え、放射性物質が付着した患者に対応する病室もある。このほか、6、7階には県民健康調査を担う放射線医学県民健康管理センターがある。

 外来診療は26日に開始。23日に既存の病院からの移転作業を行うため、同日午前8時〜午後4時は救急患者の受け入れを3次救急(重症者)に限定する。

 ふくしま国際医療科学センターは2014(平成26)年6月に着工。みらい棟のほか、災害医学・医療産業棟、環境動態解析センター棟、先端臨床研究センター棟の4棟で構成される。


引用元:
「ふくしま国際医療科学センター」稼働 復興、健康面から支え(福島民友)