生後3カ月以上の乳幼児や児童が対象の予防接種「4種混合ワクチン」が全国的な供給不足になり、県内でも影響が出ている。製造元の製薬会社1社の出荷自粛が理由。供給不足は一時的とみられるが、出荷停止から2カ月がたち、県内では宇都宮市を中心に在庫不足で接種や予約受け付けを見合わせる医療機関も。県保健福祉部は「他の予防接種を優先して受けるなど落ち着いて対応してほしい」と呼び掛けている。
4種混合はジフテリアと百日ぜき、破傷風、ポリオ(小児まひ)を予防するワクチンで、追加も含め計4回接種する。定期予防接種で、3カ月から7歳6カ月までは公費負担となる。
国内では2社が製造していたが、そのうち約6割を賄う熊本市の製薬会社が国の承認を得たのとは異なる方法で製造したことが判明。厚生労働省が9月18日に製造自粛を要請し、同社は出荷を停止している。
宇都宮市内では約200の医療機関が接種を行っているが、「11月に入り入手が難しくなっている。接種できず、今後の見通しを尋ねる保護者もいる」と同市保健予防課。医療機関に対し、接種希望者に延期を要請することなどを求める通知を出している。
同市中心部の小児科医院では13日から、11月中の予約を停止。「再開は未定で、保護者には医師から現状を説明している」という。未接種や2回目希望の低年齢児に限って接種している医院もある。
佐野市でも「どこも少なく、現在の予約分しかないというところもある」(同市健康増進課)。一方、小山市では「不足した医療機関には連絡するよう要請しているが、現在のところ連絡はない」としており、地域差もあるとみられる。
引用元:
4種混合ワクチン不足、栃木県内にも波及 予約受け付け停止も(下野新聞 )