経口避妊薬(ピル)は女性ホルモンの働きを持ち、女性ホルモンと関係の強い子宮体がんを減らすと言われています。実際に使った人で子宮体がんの発症率に変化があったか、30年以上の長期間について検討が行われました。


◆過去の研究データから

研究班は、これまでの研究で得られた患者のデータを集めて、経口避妊薬の使用期間と子宮体がんの発症率の関係について、統計解析を行いました。36件の研究から、合計で子宮体がんを発症した女性27,276人と、発症しなかった女性115,743人の情報が得られました。



◆使用30年後まで持続

解析から次の結果が得られました。


対象者の女性は経口避妊薬の使用期間が長いほど、子宮体がんのリスク減少が大きく、5年間の使用ごとにリスク比0.76(95%信頼区間0.73-0.78、P<0.0001)との関連があった。このリスク減少は経口避妊薬の使用終了から30年後にも持続した[...]。

経口避妊薬の使用期間が長いほど、子宮体がんが発症する割合が小さくなっていました。経口避妊薬をやめてから30年後でも、子宮体がんが少なくなる効果が続いていました。



経口避妊薬を使った人に、子宮体がんの増減に影響しうる偏りがなかったかは注意して読み解く必要がありますが、ここで見られたように経口避妊薬は子宮体がんを少なくすると考えられています。経口避妊薬の使い方を考えるうえで参考になる点かもしれません。


引用元:
経口避妊薬は子宮体がんを減らすのか?30年後までの検討(MEDLEY)