「都市型難産」という言葉を聞いたことがありますか? 都市型の生活様式が定着し、十分な運動や歩行をする機会が減り、骨盤の靱帯や筋肉が弱くなってしまうことで起こる「都市型難産」。今から20年ほど前に認知され始めた概念だそうです。「都市型難産」になってしまう事情、「都市型難産」にならないために日常生活で気を付けるべき注意点を紹介します。

■自然分娩ができない?

雑巾がけや和式トイレ、布団を敷いたり上げたりする、歩いて買い物に行くなど、日常な自然の動きの中で足腰を使うことが当たり前だった昭和の時代とは違い、現代人は圧倒的に運動不足だと言われています。

妊婦さんについても同様で、生活様式の変化によって、特に骨盤の靭帯や筋肉が弱くなっている人が多いのだとか。そのせいもあり、妊娠中に腰やお尻、そけい部や恥骨などの骨盤まわりの痛みを訴える妊婦さんが増えているそうです。そんな妊婦さんには、「都市型難産」の危険性があります。

腰が細い、足がX脚気味、猫背、痩せすぎ(あるいは逆に太りすぎ)などの外見的な特徴もあり、子宮後屈なども引き起こすため産道の距離が通常の女性より長く、しかも狭くなってしまい、自然分娩が難しくなる可能性があるというのです。

■「都市型難産」にならないためには

「現代病」とも言えるこの「都市型難産」を避けるためにはどうすれば良いのでしょう。本来ならば、小さい頃から日々適度な運動をし、特に足腰を使った動きを取り入れて、妊娠する前にはもうお産に適した骨格と筋力が準備出来ている、というのが理想です。でも、現代人としてすでに成長してしまった私たちには難しい場合もあります。そこで、妊娠した後も可能な「都市型難産」にならない方法を、いくつかご紹介しましょう。

(1) 床の雑巾掛けをする!

足腰を使うのにはぴったりの雑巾掛け。普段は掃除機やモップなどで立ったまましている床掃除を、思い切って雑巾掛けに代えてみましょう。足を開いてしゃがむいわゆる「ヤンキー座り」をして床を拭くだけでも効果がありますよ!

(2) 四股(しこ)を踏む!

お相撲さんが土俵入り前にする「四股」を真似して踏んでみましょう。また四股のポーズで静止したり腰を上げ下ろしすることで、足腰の筋肉が鍛えられます。テレビを観ながらするなど、スキマ時間を上手に使ってみて下さいね。

(3) とにかく歩く!

わざわざスポーツクラブでマタニティ・フィットネスなどをしなくても、毎日歩くだけでも、妊婦さんに必要な運動量と足腰の鍛錬は確保できます。ちょっとしたお買い物なら歩いて行ったり、短いお散歩を日課にするなど、無理のない範囲で「歩く」ことをおすすめします。

そのほか、家庭菜園などの「農作業」や、手打ちうどんや手打ちそばを打つなどの作業も、意外と足腰を使うため効果があるそうです!「都市型難産」をできるだけ回避するために、日常生活を少し意識して改革してみて下さいね。


引用元:
「都市型難産」に気をつけて!(モデルプレス)