出産後に心の余裕をもって赤ちゃんの眠りに向き合えるように、妊娠中に知っておきたい「出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント」。今回は後編をお送りします。
妊娠中に知っておきたかった…! 「赤ちゃんの眠り」出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント〜前編はこちら。
夜泣き予防でもう一つポイントになるは「ママのメラトニン」。妊娠9カ月くらいから、ママが「お日さまリズムの生活」をすることが大切です。
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お腹の赤ちゃんの眠りを知ろう
人間の眠りは胎児期の「脳を創り、脳を育てる睡眠(動睡眠※)」から始まります。
※後にレム睡眠に発達する睡眠状態。レム睡眠は脳を修復し体を休ませる役割があり、体はあまり動きません。それに対して動睡眠は脳が覚醒し体をよく動かすので「動睡眠」と呼ばれます。
お腹の赤ちゃんは、生まれてすぐに生きるのに必要な感覚や動作(おっぱいを飲んだり、不快を感じ泣いて知らせたり)を発揮できるように、動睡眠時に神経回路を創っていると言われています。
妊娠9カ月ごろになると激しい胎動に驚くことがありますが、神経回路がつながっているか一生懸命に手足を動かして確認をしている最中なのかもしれません。
そのころには睡眠リズムが整い始め、脳や眠りの発達にとても大切な時期に入ります。妊娠10カ月ごろにはさらに発達が進み、睡眠リズムが体動・心拍・呼吸などと連動し、いよいよママやパパに会いに行く準備が整うのです。
「ママのメラトニン」とは?
この時期はママにできる夜泣き予防にも大切な時期。妊娠9ヵ月頃から、ママも意識してお日さまリズムで生活しましょう。
それは、眠りと関係の深いホルモン「メラトニン」が関係しているからです。ママが質の良い睡眠をとって正常に分泌されたメラトニンは、胎盤を通してお腹の赤ちゃんに伝わり、光を感じられないお腹の中での昼夜の判断の手掛かりになっているのです。その経験が生まれた後の生活リズムにも影響している事が分かってきました。
(参考文献:Hiroshi Tamura et al.. Melatonin and pregnancy in the human. Reproductive Toxicology. 2008;25:291ー303)
メラトニンは体内時計の働きによって、朝起きてから約14時間後に分泌量が増えていき、それにより眠る準備を始めます。分泌は「光の環境」にも左右されていて、眠る前に明るい部屋にいたり、テレビやスマホを見たりしていると分泌が抑制され眠りの質が下がってしまいます。
お腹の赤ちゃんの眠りが発達する時期に、ママがお日さまリズムで生活し質の良い睡眠をとることで、お腹の赤ちゃんの眠りの成長をサポートすることができ、出産後の夜泣きの予防にもつながるのです。
まとめ
出産前も後も「朝・昼・夜のお日さまリズム」がとても重要なポイント。ぜひ、家族で眠りの話しを共有して、協力して可愛いわが子を迎えてください。
また、発達の目安として時期を上げましたが、眠りの成長は個人差があります。目の前のわが子をよく見て、数字にとらわれ過ぎないことも夜泣き予防のひとつです。
引用元:
妊娠中に知っておきたかった…! 「赤ちゃんの眠り」出産後の夜泣き予防に役立つ2つのポイント後編(excite)