乳がんに一風変わった薬が効果を示すようだ。
HER2を標的にする「抗体薬物複合体(ADC)」
米国エール大学のパトリシア・ロルッソ氏らの研究グループが、米国がん研究会議のウェブサイト上で2015年4月20日に報告している。
MM302は「抗体薬物複合体(ADC)」と呼ばれる薬剤だ。「HER2」と呼ばれるがん細胞の表面にある標的に取り付いてドキソルビシンという抗がん剤を運ぶ。HER2を持っている乳がんに効果を示しやすいと見られている。
研究グループは、MM302単独、またはトラスツズマブと呼ばれる抗がん剤と組み合わせて、進行したHER2を持った乳がんに安全性と有効性を検証した。
がんの反応が確認されたのは24%
結果として、MM302で治療した62人は、MM302単独でも、トラスツズマブと組み合わせても効果を示した。
病気が進行するまでの期間は7.6カ月を中心として分布した。
効果的な抗がん剤であるアントラサイクリンをまだ使っていない人では病気の進行のない生存期間は11カ月を中心に分布していた。がんの反応が確認できた人は24%となっていた。
HER2を持つ乳がんの人には新しい治療の選択肢になりそうだ
引用元:
進行、転移の乳がんに新しい選択肢、タグ付けして攻撃する「抗体薬物複合体(ADC)」(Medエッジ)