◇妊娠(にんしん)や出産を機に退職や降格(こうかく)を迫られる嫌(いや)がらせのこと


イラスト:ALTタグ
拡大



 ホー先生 「マタニティーハラスメント」という言葉をよく聞くのう。

 A 英語で「母性」を表すマタニティーと、「嫌(いや)がらせ」のハラスメントを組み合わせた言葉ね。妊娠(にんしん)や出産をめぐる嫌がらせのことで、略して「マタハラ」と呼ばれる。セクハラ、パワハラとともに職場の3大ハラスメントとも言われている。会社側が退職を迫ったり、契約更新(けいやくこうしん)を拒否(きょひ)したりして職を失ったり、ひどいと仕事で無理をして流産してしまった事例もある。

 ホ どれぐらい広がりがあるのかね。

 A 労働組合の中央組織・連合の調査では、妊娠経験のある働く女性のうち、4人に1人がマタハラにあっている。男女雇用機会均等(こようきかいきんとう)法は、妊娠などを理由にした解雇(かいこ)や契約打ち切り、降格(こうかく)などの不利益な取り扱いを禁じているが、マタハラは後を絶たない。

 ホ 新しい問題なのか?

 A 妊娠や出産で女性が退職せざるを得ない問題は昔からあった。法律や制度が少しずつ整い、出産後も働き続ける女性が増えてきて、ようやく「マタハラ」として注目されているといえる。


引用元:
女性へのマタニティーハラスメントって?(朝日新聞)