兵庫県立こども病院(神戸市須磨区高倉台1)はこのほど、新たに新生児用のドクターカー1台を配備した。医師らが同乗し、生命の危険に関わる状況の新生児を安全に搬送する。マイクロバス型の車内に保育器や医療機器を備え、応急処置ができるようにしており、災害時にも活用する。
同病院は、県から総合周産期母子医療センターの指定を受けており、高度医療が必要な妊婦や新生児を診療。妊娠28週未満の超早産児や、1000グラム未満の超低出生体重児を年間50例以上受け入れている。
新生児用ドクターカーは約20年前に1台導入。他の医療機関から要請を受け、医師や看護師らを乗せて急行し、こども病院の新生児集中治療室(NICU)に運ぶ。現在、小児救急でも活用しており、出動要請が重なる場合には1台で対応できないこともあるため、約3700万円で追加配備した。
新車両は、現在運用しているドクターカーより大型の7人乗りで、装備が充実。搬送中も点滴などの処置をしやすい広さがあり、重症の呼吸困難患者向けに、特殊な医療ガスの装置も備える。
新生児科の芳本誠司部長(50)は「救命に加え、早期の処置で重い合併症を減らしたい」と話している。(岩崎昂志)
引用元:
新生児用ドクターカー追加配備 兵庫県立こども病院(神戸新聞)